2017年5月開催−第116回定例会− 「腱板断裂に対する保存療法の可能性」

講師:中井亮佑 先生(京都下鴨病院)
日時:平成29年5月27日 土曜日 18時受付 18時30分開始
会場:京都下鴨病院2階 リハビリ室
定員:24名限定(要事前申込、先着順)
参加費:本学会会員無料、会員外500円
参加申込受付期間:5月1日から開催2週間前まで(定員になり次第締切)



2017年3月18日土曜日

【文献紹介】等張性収縮における小殿筋の筋活動について

今回、紹介する文献は等張性収縮における小殿筋筋活動と中殿筋筋活動の比較についてです。



室伏祐介ら:等張性収縮における小殿筋筋活動と中殿筋筋活動の比較 理学療法科学31(4)597-600,2016


 小殿筋は股関節深層に位置しており、関節の安定性に関与しています。日常生活動作の中では片脚立位や歩行後に中殿筋よりも小殿筋の方が高い筋活動を認めたという報告も散見されます。その小殿筋の筋力強化に関しては等尺性外転運動において股関節伸展10°と外転20°での低負荷運動により小殿筋の収縮率が高いと過去に報告がありますが、今回の文献では等張性運動における小殿筋の筋活動に着目されています。
 対象は健常成人14名(平均年齢24.4歳)であり、方法としては小殿筋と中殿筋にワイヤ電極を留置した状態で側臥位にて股関節外転0°から20°までの運動を5回実施しています。負荷量の設定には最大筋力の20%40%、60%で計測しています。
 結果は負荷量20%と60%で小殿筋の方が有意に筋活動量が高く、特に負荷量20%で筋活動量が高くなったと報告しています。低負荷での等張性外転運動で小殿筋の筋活動量が高くなった理由としては、小殿筋の作用でもある骨頭を求心位に保持する働きが関わっていると考察されています。
 今回の報告から動作における小殿筋の働きを向上させるためには等尺性運動だけではなく、関節運動を伴う等張性運動において低負荷で行うことの重要性を確認できました。


投稿者:服部隼人

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