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整形外科リハビリテーション学会は、オンライン開催または感染対策を徹底した上でのハイブリッド開催により、定例会、学術集会、特別講演会、シンポジウムを開催して参ります。なお、技術研修会につきましては、再開の目処が立っておりません。理事会の決定があり次第、ウェブサイトならびに当ブログにてご報告させて頂きます。

2017年1月6日金曜日

【文献紹介】テニス選手の手関節の特徴について

 本日紹介する文献は、テニス選手における遠位橈尺関節(以下、DRUJ)の不安定性についてです。

渡邊裕之ら:女子テニス選手における遠位橈尺関節不安定性と手関節筋力との関係.臨スポ24(2):235-241,2016.

 テニスにおいて手関節は肘関節や膝関節とともに高い外傷発生率であるとされています。その背景にはスピンを多用する選手が増えていることがあげられるようです。そこで、本論文はメディカルチェックの際に手関節の機能特性を調査し、DRUJの不安定性などについて検討されています。

 結果の一部ですが、全身弛緩性を認めなかったにも関わらず、DRUJが不安定であった選手が多く、その中でも非利き手に有意に多かったと報告されています。

 このことから、テニス競技を行うことでDRUJは不安定になることが推察され、障害につながることが考えられます。手関節に既往のある選手に関しては、DRUJの不安定性を評価し、不安定であればテーピング等でDRUJの不安定性を是正する事が重要だと思います。


 また、バックハンドストロークで使用することの多い非利き手に不安定性を認めたことから、フォアハンドストロークの際の利き手に加わるメカニカルストレスとバックハンドストロークの際の非利き手に加わるメカニカルストレスは異なることが推察されます。同じような動作に感じますが詳細に動作を見ることで違いがわかるかと思いますので、競技動作分析を大切にしたいと改めて思いました。

投稿者:中井亮佑

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