COVID-19(新型コロナウイルス)感染拡大予防に対する対応について

整形外科リハビリテーション学会は、オンライン開催または感染対策を徹底した上でのハイブリッド開催により、定例会、学術集会、特別講演会、シンポジウムを開催して参ります。なお、技術研修会につきましては、再開の目処が立っておりません。理事会の決定があり次第、ウェブサイトならびに当ブログにてご報告させて頂きます。

2017年1月12日木曜日

【文献紹介】大腿二頭筋の解剖について

 本日はAmerican Journal of Sports Medicineから大腿二頭筋の解剖について報告された論文を紹介します。

(文献詳細は図をご参照ください)

 大腿二頭筋は大腿の後面に位置する筋肉で股関節をまたぐ長頭と、大腿骨の殿筋粗面の遠位から付着する短頭から構成されます。起始部ははっきり分かれており把握しやすいのに対して、停止部は複雑な付着形態を持つのも特徴です。そこでご遺体を用いて大腿二頭筋の付着形態がわかりやすく報告されていたので紹介します。
 大腿二頭筋の長頭の停止は、二つの腱成分と三つの筋膜様成分に分かれて付着していたとしています。短頭の停止は長頭腱に合流する他、関節包や腸脛靭帯など幅広く付着していたとしています。

 文献内の写真、図ともにわかりやすく位置関係が把握しやすい報告でした。解剖知識としてインプットされましたので触診や治療に積極的に応用していきたいと思います。

投稿者:中井亮佑


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