COVID-19(新型コロナウイルス)感染拡大予防に対する対応について

整形外科リハビリテーション学会は、オンライン開催または感染対策を徹底した上でのハイブリッド開催により、定例会、学術集会、特別講演会、シンポジウムを開催して参ります。なお、技術研修会につきましては、再開の目処が立っておりません。理事会の決定があり次第、ウェブサイトならびに当ブログにてご報告させて頂きます。

2016年8月7日日曜日

整形外科リハビリテーション学会宿泊実技講習会に参加しました。

8月6,7日の2日間、第17回整形外科リハビリテーション学会宿泊実技講習会が行われ、下鴨病院からは講師として小野志操先生、受講者として2名参加してきました。

1日目はGradeB対象講義と一般会員対象講義と2つに分かれて講義が行なわれました。私たちは一般会員対象の講義の方に参加させていただきました。
一般会員対象の講義内容は2日目に行われる評価と治療の内容につながるような肘・前腕、膝関節、股関節の触診の講義でした。グループごとに講師の先生方がついてくださり、基本的な指の置き方から丁寧に教えていただきました。丁寧にトレースしていくことで「多分これであろう」ではなく、確実に組織を触れることができました。触診をしていて不安なのは自分が触れている組織が確実にその組織であるかどうかが分からないことでした。1日目の講義を通して、どの肢位にもっていけば触れたい組織以外が邪魔にならないか、また触れたい組織が伸張したり収縮したりするのか、運動学を理解した上での操作が大切なこと、触れたい部分の解剖がしっかりイメージできているかどうかが非常に大切であると感じました。
夜は大宴会があり、普段お話できない先生方ともお話することができ、とても貴重な時間を過ごすことができました。

2日目は「股関節前方部痛に対する評価と治療」「前腕回旋制限に対する評価と治療」「膝関節OA(膝後方部痛)に対する評価と治療」について講義が行われました。
細かい解剖から、そもそもの考え方などを学ぶことができました。2日目の実技は治療メインでしたが、1日目に触れた組織が触れないとまず評価ができず、適切にアプローチできないことを痛感しました。今回の宿泊研修を通して正確に組織を触ることができなければ適切にアプローチできないこと改めて感じ、もっと練習していかなければいけないと感じました。2日間とても濃い時間を過ごすことができ、学んだことを明日からの臨床に生かしていきたいと思います。


股関節前方部痛に対する評価と治療~運動療法の対象となる組織を見極める~
京都下鴨病院 小野志操先生





投稿者:堀内奈緒美















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