COVID-19(新型コロナウイルス)感染拡大予防に対する対応について

整形外科リハビリテーション学会は、オンライン開催または感染対策を徹底した上でのハイブリッド開催により、定例会、学術集会、特別講演会、シンポジウムを開催して参ります。なお、技術研修会につきましては、再開の目処が立っておりません。理事会の決定があり次第、ウェブサイトならびに当ブログにてご報告させて頂きます。

2016年4月17日日曜日

横浜での全国研修会に参加してきました!


 4月16日と17日に横浜で開催されました茨城整形外科リハビリテーション学会全国研修会に参加してきました!
 今年の横浜研修会のテーマは『股関節周囲の機能解剖学的触診(palpation)と治療』で、1日目は触診、2日目はその触診を元にした治療のレクチャーでした。
 部位に対する詳細な解剖の講義の後に、機能解剖に沿った触診方法で一つ一つの組織を丁寧に触診し、触り分けるコツや触診を生かした治療を教えていただきました。その中でも今回僕が興味持ったのは、外閉鎖筋です。外閉鎖筋は骨盤外面で閉鎖孔の周囲から起始し転子窩に付着します。走行が独特な上に、表層は恥骨筋に覆われており触診することが難しい筋肉かと思います。ご指導いただいた触り方は、まず恥骨筋を緩めた肢位にして恥骨結節を触知し、その下方にある閉鎖孔を触れるとそのやや浅層に軟部組織が触れられます。これが外閉鎖筋です。
 僕も触られて感じましたが、筋内圧の高い状態で触れるとすごく痛いです。さらに、外閉鎖筋の緊張していると指が閉鎖孔まで沈みません。しかし、外閉鎖筋にリラクセーションを行うとみるみるうちに痛みが消え、閉鎖孔の丸みまで綺麗に触知できました。今まで外閉鎖筋による症状を疑い触診し治療を行ってきたつもりでしたが、精度の低いものであったと痛感しました。
 他にも今後の臨床に生かしていくべき多くの知識と技術を教えていただきましたので、どんどん還元していきたいです!


投稿者:中井 亮佑

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