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整形外科リハビリテーション学会は、オンライン開催または感染対策を徹底した上でのハイブリッド開催により、定例会、学術集会、特別講演会、シンポジウムを開催して参ります。なお、技術研修会につきましては、再開の目処が立っておりません。理事会の決定があり次第、ウェブサイトならびに当ブログにてご報告させて頂きます。

2016年2月23日火曜日

肘筋について

本日は、肘筋の機能解剖学的特徴について報告された文献を紹介します。

F.Molinier et al.:The anconeus,an active lateral ligament of the elbow - new anatomical arguments.Surg Radiol Anat 33:617-621,2011

 本文献は、解剖で得られた肘筋の解剖学的位置や隣接する軟部組織との関係、また先行研究の結果から、肘筋の機能解剖学的特徴について報告されています。15の新鮮屍体30肘を用いて解剖しています。本研究の結果、2つの事実が観察されています。

 1つ目は、上腕三頭筋外側頭と連続性を有すること。肘筋と上腕三頭筋は同じ筋区画内に存在し、肘筋の筋線維は上腕三頭筋外側頭に差し込んでいたとのことです。
 2つ目は、腕尺関節の関節包後外側部に付着すること。これによって、肘筋は腕尺関節の内反ストレスに対する動的スタビライザーとしての一役を担っていると述べられています。

 本報告では、肘筋の機能は肘伸展運動の補助、腕尺関節の動的スタビライザーであると述べられています。肘関節の患者をみる中で、肘筋に疼痛を訴える症例も少なくないと思います。明日からの臨床に活かしたいです。


投稿者:竹下真広

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