COVID-19(新型コロナウイルス)感染拡大予防に対する対応について

整形外科リハビリテーション学会は、オンライン開催または感染対策を徹底した上でのハイブリッド開催により、定例会、学術集会、特別講演会、シンポジウムを開催して参ります。なお、技術研修会につきましては、再開の目処が立っておりません。理事会の決定があり次第、ウェブサイトならびに当ブログにてご報告させて頂きます。

2015年7月25日土曜日

第6回 高槻肩と肘のリハビリ研究会に参加してきました

本日は、半休を頂きまして下鴨病院から
永井先生、団野先生、服部先生、吉田先生と私の5人で
第6回高槻肩と肘のリハビリ研究会に参加してきました!!!




☆症例検討が12例

☆藍野大学 熊田仁先生、第一東和会病院 竹田敦先生、辻外科リハビリテーション病院 中津川記代先生によるパネルディスカッション3題、

☆慶友整形外科病院スポーツ医学センター古島弘三先生による特別講演「野球障害:胸郭出口症候群、肘内惻側副靭帯損傷」

と内容盛りだくさんでした!!


パネルディスカッションでは、腱板広範囲断裂の保存療法、関節鏡視下上方関節包再建術後・リバース型人工肩関節置換術後のリハビリテーションの3題でした。
どれも腱板機能が損失している状態で、いかにして肩関節の機能を取り戻すかという内容となり、最新の知見を交えて報告して頂きとても興味深かったです。
どの先生方も、やはり肩甲帯の機能を術後早期から強化しておくことが必要だと述べられていました。

特別講演では、古島先生による野球障害の主にTOSに対する講演をして頂きました。手術中の動画を分かりやすく説明していただき理学療法をしていくうえでも重要な解剖的な内容で大変勉強になりました。また、講演の中で、術前にいくつも病院を通ったが原因不明で、最終的には精神疾患とまで言われてしまった高校生の患者様が紹介されていました。この原因をTOSと診断し、今まで挙上困難だった腕が術後2日目で痛みなく挙上できたという例を見せて頂きました。患者様とそのご家族は号泣だったそうです。先生の患者様に向かい合う気持ちが溢れた講演で、とても刺激を受けました。

当院でも、まだ症例は少ないですが上記の様な症例様を担当する機会があるため、今回の内容をもとに、より良い理学療法を提供していきたいです。

投稿者:一志有香






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