COVID-19(新型コロナウイルス)感染拡大予防に対する対応について

整形外科リハビリテーション学会は、オンライン開催または感染対策を徹底した上でのハイブリッド開催により、定例会、学術集会、特別講演会、シンポジウムを開催して参ります。なお、技術研修会につきましては、再開の目処が立っておりません。理事会の決定があり次第、ウェブサイトならびに当ブログにてご報告させて頂きます。

2015年5月4日月曜日

肩関節拘縮に対する関節鏡視下授動術後における可動域の推移

本日は「肩関節拘縮に対する関節鏡視下授動術における可動域の推移」についての文献を紹介したいと思います。




臨床上、肩関節拘縮は理学療法にて良好な結果が得られることが多いですが重度の肩関節拘縮症例は長期間治療に時間がかかることが少なくないと思います。
拘縮の病態を把握することは理学療法を行う上でも必要なことだと感じています。

この論文では、全身麻酔下にて上肢に4‐5kgの牽引を加えた状態で関節鏡視を行い、滑膜増殖の部位、腱板の評価を行っています。
関節鏡視での滑膜増殖の部位に関しては、肩峰下滑液包は軽度のものを含めると90%程度の症例に生じており、前方にも60%程度、後方、下方にも生じていたと報告されています。
このことから、全周性に滑膜増殖が生じていることがわかります。
また、上方と前方の組織に関してはほとんどの症例で滑膜増殖が生じているとのことであるため治療のターゲットになりやすいと考えられます。
まだまだ、満足できる程の臨床成績を出せていないのでこれらの組織にしっかりとアプローチを出来るようになり一日でも早く拘縮を改善できるように励んでいきたいと思います。

投稿者:団野 翼

人気の投稿