2017年6月開催−第117回定例会− 「腱板断裂修復術後再断裂を防ぐ工夫と考え方」

講師:團野翼 先生(京都下鴨病院)
日時:平成29年6月24日 土曜日 18時受付 18時30分開始
会場:京都下鴨病院2階 リハビリ室
定員:24名限定(要事前申込、先着順)
参加費:本学会会員無料、会員外500円
参加申込受付期間:6月1日から開催2週間前まで



2014年11月29日土曜日

第7回下鴨整形疾患フォーラム

今日は当院(京都下鴨病院)主催の下鴨整形疾患フォーラムに参加させていただきました。

講演は、
藤田整形外科スポーツクリニックの院長兼、富士通テン女子バレーボールのチームドクターをされている
藤田健司先生による
「バレーボールにおける上肢の傷害ー傾向とその対策ー」


と、大阪回生病院の整形外科部長兼、久光製薬スプリングス女子バレーボールのチームドクターをされている
豊田嘉清先生による
「チームドクターの実際〜女子バレーVプレミアリーグ」
の2つでした。


藤田先生はバレーボールにおける肩や手における傷害について、機能解剖や臨床での知見をもとに、その病態や原因、対策について詳しくお話し下さいました。


豊田先生はバレーボールのチームドクターの日々の勤務や、普段どのようなことを選手に対して行っているかについてをお話し下さり、2つの全く違った内容のお話を聞くことが出来ました。



その後は情報交換会で、美味しいご飯をいただきながら、来られた先生方と臨床の話などを交わさせていただきました。僕も個人的に藤田先生に肩峰下インピンジメントにおける原因や病態について詳しくお話ができました。

左から小林雅彦先生(当院副院長)、藤田先生、豊田先生、山下文治先生(当院院長)


今回も有意義な会に参加できて良かったと思います。既に第8回のお話も進んでいるようなので、ご興味がおありの先生方や職場の近い先生方は、医師でもPT・OTでも、その他のコメディカルでも、事前申し込みなしの当日1000円で有意義な話と美味しいご飯がいただけるので、是非参加されてみてはいかがでしょうか。


投稿者:為沢一弘

2014年11月26日水曜日

アキレス腱縫合術後の早期自動運動に関する生体力学的ならびに組織学的研究

本日は、アキレス腱縫合術後の足関節自動運動開始時期について報告された文献を紹介します。
京府医大誌 107(11),1223~1240,1998.

アキレス腱縫合術後の理学療法において重要なのは、安定した修復腱の獲得と、足関節背屈可動域および底屈筋力の獲得であると思われます。
この文献では家兎を対象に縫合術後(Kessler変法)の自動運動を、超早期群(術直後から外固定なし)と早期群(術後外固定3週間)、固定群(術後外固定6週間)の3群に分け、それぞれの修復腱の経過を生体力学的、組織学的に比較した内容が記載されています。

結果は、超早期・早期群の修復腱が、固定群よりも生体力学的、組織学的に優位に成熟していたとのことでした。さらに早期群の修復腱は、超早期群よりも生体力学的に成熟していたため、術直後からの自動運動が必ずしも優れているとは言えないと述べています。

私が今担当しているアキレス腱縫合術後症例は、津下法にて縫合され3週間のギプス固定および免荷後から、足関節背屈制限短下肢装具での荷重を開始しています。本文献とは手術方法が違うため比較できるかは疑問ですが、本文献でいう早期群に近い経過をたどっていると思われます。
今後も修復腱の延長に注意して、安定した修復腱の獲得と、足関節背屈可動域および底屈筋力の獲得を目指して理学療法を実施していこうと思います。


投稿者:竹下真広

2014年11月25日火曜日

下鴨フォーラムのご案内

今週の土曜日に下鴨整形疾患フォーラムが開催されます。



内容についてですが、

1、「バレーボールにおける上肢の傷害 ~傾向とその対策~」
  藤田整形外科スポーツクリニック院長 富士通テン女子バレーボールチームドクター
  藤田健司 先生

2、「チームドクターの実際 ~女子バレーVプレミアリーグ~」  大阪回生病院整形外科部長 久光製薬スプリングス女子バレーボールチームドクター       豊田嘉清 先生



上記お二人の先生にご講演して頂きます。
バレーボールに特化したお話などを聞く機会はあまりないと思いますし、いい機会になると思うので誰でも参加可能なので是非興味のある先生はご参加ください。

投稿者:団野 翼



2014年11月23日日曜日

EPochセミナーに参加しました

本日は、当院の小野先生がEPochセミナーにて講演されました。


内容は、、

『股関節前部痛に対する機能解剖学的評価と治療
 〜股関節唇損傷における保存療法と関節鏡視下手術後療法の診かたを中心に〜』

・股関節前部痛の疾患概念
・FAIの機序と股関節周囲の解剖とその機能
・股関節鏡視下手術について
・股関節周囲の触診
・股関節前部痛に対する評価と実技
・股関節前部痛に対する運動療法と実技


FAIについては、まだまだDr.の中でも色々な意見があり、確立されたものではありません。
今回の講演では、小野先生の私見を混じえて、股関節前部痛の病態と股関節周囲の解剖について解説した上で、治療の基本となる触診技術と具体的な評価方法および運動療法について実技を含め講演されました


また、個人的には当院の為沢先生とアシスタントとして参加し、下前腸骨棘と大腿直筋の触診のレクチャーをさせて頂きました。
私は、レクチャーをしている中で、何か一つでもなるほど!っと思ってもらえればいいなと思ってしていますが、これがなかなか難しいです。。

講義の様子
実技レクチャーの様子:大腿直筋のリラクセーション操作
実技レクチャーの様子:AIISと大腿直筋の触診

理学療法士の中でも、FAIの治療は確立している訳ではなく、日々の臨床で悩むところです(._.)
しかし、今回は盛りだくさんの内容で、ご自身の見解と文献を用いて丁寧に講義していただき、知識を再確認する事ができました!!!
まだまだエビデンスに乏しく、分かっていないことも沢山ありますが、経験を積み、研究していくことで、一人でも多くの患者さんが笑顔になれるよう努力したいと思います。

 



2014年11月16日日曜日

手根管症候群の発生要因

今回は手根管症候群に関する文献についてです。

松崎昭夫:手根管症候群手術中に見られた横手根靭帯・正中神経・指屈筋総腱滑液鞘の変化—手根管症候群発症メカニズムの一考察—,整形外科と災害外科,59:(2)231-234,2010.





この文献では実際に手根管開放術を施行された305例の術中所見を元に、手根管症候群にみられる特徴的な所見や、手根管症候群の発症する原因について考察し、述べられています。


手根管症候群は横手根靭帯の肥厚や正中神経との癒着、滑膜の肥厚、屈筋腱鞘の肥厚や癒着などにより生じるとされています。


その中でも、手根管断面は手根管入り口部から2〜2.5cmの部分で最も狭くなるとされており、横手根靭帯は第3中手骨底近位と有頭骨遠位部で最も膨隆しているとされ、両部はおおよそ同じ位置であると述べられています。
正常でもこのような構造をしていることに加えて、この靭帯の肥厚が加わるとより神経を圧迫するリスクが増大することが予想されます。また、この横手根靭帯肥厚部では、その深層に正中神経が存在し、さらにその深層には 示指・中指の浅指屈筋、さらに深指屈筋が順に配列しています。
横手根靭帯による表層からの圧迫に加えて、浅指屈筋の過緊張状態での指や手関節の屈曲による深層からの度重なる圧迫が正中神経を絞扼する原因として最も多いと述べられています。
また、症例によっては、正中神経のすぐ横に長母指屈筋や虫様筋が存在し、それらが神経を圧迫する要因のひとつであるとも述べられています。

正中神経の保存療法では、手根管内圧を減少させること、神経の圧迫を緩和すること、神経との癒着を剥離することが重要であるとされていますが、この文献から、手指の屈筋の緊張を緩和することも正中神経への圧迫を軽減することの一助となると考えられ、機能的な神経絞扼による手根管症候群では理学療法が有効であることが示唆されるひとつの文献であると思われます。



投稿者:為沢 一弘


 

2014年11月11日火曜日

第25回京都府理学療法士学会の案内


来年1月は、第25回京都府理学療法士学会が開催されます。
この度、私も演題を投稿させていただきました。
興味のある方は、参加してみてはいかがでしょうか。

日時:平成27118日(日)10時~17
会場:京都市呉竹文化センター
テーマ:『理学療法士の「真」の力 ~理学療法を活かす』
参加費:会員 2,000 円  会員外 5,000

 
また学会企画として、以下のような講演も予定されています。
・特別講演 「がんに対するリハビリテーション ~緩和、看取りを中心に~(仮)」
京都医療センター  久保 速三 先生

・教育講演  「今後の医療・介護動向と理学療法士の役割(仮)」
筑波記念病院  斉藤 秀之 先生

・リレー講演
NEURO15rTMS 治療)とボツリヌス治療;土井 博文 氏(御所南リハビリテーションクリニック)
川平法;麻田 博之 氏(蘇生会総合病院)
ロボットスーツ HAL;中本 隆幸 氏(京都きづ川病院)
ドライブシミュレーター;田後 裕之 氏(第二岡本総合病院)
⑤認知症;森田 浩史 氏(通いの家 おはな)
⑥小児;江平 知子 氏(聖ヨゼフ医療福祉センター)
⑦京都府リハ支援センター事業;山元 顕太 氏(京都府健康福祉部リハビリテーション援センター)
⑧地域;松本 健史 氏(丹後福祉応援団デイサービス生活リハビリ道場)

 

投稿者:竹下真広

AnswerPlus主催のセミナー

整形外科リハビリテーション学会京都支部代表世話人の小野志操先生がAnswerPlus主催のセミナーで講演されることになりました。





テーマ「エビデンスに基づくTHA・TKA術後リハビリテーションの実際   ~臨床成績に繋がる最
     善のTHA術後のリハビリテーションと最新のTKA術後リハビリテーションの考え方 ~」

日時:2015年2月1日(日) 10時30分~16時30分

講師:小野志操先生(京都下鴨病院)

会場:大阪産業創造館5F研究室A・B
    (地下鉄堺筋本町から徒歩10分 大阪市本町1-4-5)

受講費:8000円

受講申込はAnswerPlusホームページより
http://www.answerplus.info/conference/1feb15/


現在では年間人工関節置換術はTKAとTHAを合わせると約17万以上の症例が施行されている手術であり理学療法を行う上で人工関節の症例を診たことがない人は少ないと思います。
手術により除痛は得られることが出来ますが、術後のリハビリで可動域が不良の症例を経験することがあると思います。
TKA後の可動域に関しては日本では和式の生活であることが多く可動域の獲得は非常に重要なことだと感じています。
小野志操先生はTKA、THAともに非常に素晴らしい成績を出されておりTKAに関しては論文なども書かれています。
また、解剖などに関しての知識なども豊富にあるため講演の際には術後のリハビリに必要な解剖の知識や手術操作の話など臨床に役に立つ内容が多くあるのではないかと思います。
興味のある先生は是非参加されてみてはいかがでしょうか。


投稿者:団野 翼



2014年11月8日土曜日

腱板断裂術後の疼痛残存の要因

今回は、腱板断裂術後に残存する疼痛の要因について研究した論文をご紹介します。
畑 幸彦ほか:腱板断裂手術後に残存する痛みの要因について.肩関節.2000;24巻,2号,279-282.


臨床では、腱板修復術後に、可動域は比較的良好であっても、詳細に問診を行うと重鈍さや痛みを訴える症例を目にすることが少なくありません。
この文献では、その痛みに の原因について、術後1年〜1年半の時点にて、関節造影MRIで無症候群と有痛群における関節包の大きさを比較されています。
比較の結果、疼痛を有する群ではAnterior・Posterior pouchと比べてInferior pouch(Axillary pouch)が短縮していたと報告されています。
この文献から、術後のリハビリでは、Inferior pouchの柔軟性もしっかり診ておくことが、術後の疼痛の消失において重要であることがわかりました。

また、腱板断裂保存例でも、有痛群は、後方から後下方の組織の柔軟性が低下しているという報告もあり、上腕骨頭の位置が変位し、肩甲上腕関節での運動が不正になることが疼痛発生に関与している可能性が考えられ、骨頭の位置の変位について詳細に評価することが大切だと感じました。


投稿者:為沢 一弘


2014年11月5日水曜日

臼蓋形成不全のあるCAM-type 股関節唇損傷患者の特性


Ida et al. Journal of Orthopaedic Surgery and Research 2014,  
最近、当院でも患者さんが増えているFAI患者さんですが、その病態については医師の中でも様々な意見がある様です。
今回、紹介する文献は、臼蓋形成不全をもった患者の大腿骨形態異常を調べたものです。臼蓋形成不全をもつ患者100例中40例でCAM typeの形態異常を保有することが分かりました。また、この40例は他に比べて、立位時の骨盤前傾角度が有意に増加するということも分かりました。これらを保有する患者ではanterior impingement testの陽性率が有意に高かったことから、診断にも用いられていると書かれています。 

股関節不安定性には外傷性と非外傷性に分かれており、臼蓋形成不全は非外傷性に含まれます。FAIは大腿骨骨頭の膨隆と臼蓋の過被覆がインピンジメントすることによって股関節唇損傷が引きおこります。股関節唇は臼蓋の辺縁にあり、骨頭を包み込むようにして安定させています。しかし損傷が大きくなると、骨頭を包み込んで安定させている機能が失われて、骨頭が不安定になります。
股関節の不安定性がイコール臼蓋形成不全というわけではなく、股関節唇損傷による不安定性ということも考えれ、文献に書かれているような混在している場合もあります。様々な可能性を視野に入れて考えていかなければいけないので病態の理解を深めるためにもっと勉強して臨床のリハビリにも活かしたいと思います。


骨癒合評価法


文献紹介

 

骨癒合評価法

別冊整形外科612182132012

 


本日は、骨癒合評価法としてX線像の精度について述べられた文献を紹介します。

X線を用いた骨癒合評価の指標としては、仮骨の大きさ、皮質の連続性、骨折線の消失の有無などが用いられることが多いようです。

この文献では、大腿骨横骨折・粉砕骨折モデルを用いて、整形外科医によるX線読影と実際の力学試験とで、どの程度骨折部の力学的強度回復率が一致するかについて、比較検討がされています。

結果、X線を読影することで骨折部の力学的強度の変化をある程度は把握できるようです。しかし粉砕骨折については、横骨折に比べて骨癒合の判定が困難で、受傷後の経過日数が有用な指標になりにくいことを示す結果になったと述べられています。

力学試験の結果からも、特に粉砕骨折の場合、同じ経過日数でも強度回復率は症例ごとにかなりばらつきがあるようでした。

 

骨折部への荷重や離開ストレスなど、きちんとリスクを排除したうえで運動療法を進めていけるよう今後も勉強していこうと思います。

 
投稿者:竹下真広

2014年11月3日月曜日

小胸筋延長腱についての臨床研究

今回は小胸筋腱について述べられている文献の紹介をさせていただきたいと思います。





臨床で肩関節拘縮の患者さんの評価をしているとRotator interbalの拘縮を呈している方は多いと感じています。RIの拘縮を改善することは必要なことだと考えていますがなかなか難しい症例も多いのではないかと思います。RIといえばCHLが関与していると考えられると思いますが実は小胸筋も関与しているということがこの文献からわかります。

この文献では小胸筋腱が烏口突起をこえて延長する解剖学的な破格について報告されています。
日本人では約30%くらいの人に破格が認められているとのことであり、小胸筋腱が棘上筋腱停止部や前方の関節包に付着しているため肩甲上腕関節の外旋の制限にも関与する可能性があると述べられています。
また、小胸筋腱の拘縮や短縮により上腕骨頭の編位が生じる可能性もあると述べられています。
これらのことより小胸筋の短縮を改善することは肩関節拘縮の患者さんにおいては非常に重要なことなのではないかと考えています。
RIの拘縮にも関与すると同時に小胸筋が短縮することにより肩甲骨の上方回旋も制限されるため小胸筋の評価は非常に重要になるのではないかと思います。

解剖の知識を付けていくことは理学療法士として必要なことだと感じています。自分の知らないことは見えてこないです知らないと気づかないことが多くあると思うので解剖の知識をしっかりとつけていき少しでも患者さんに役に立つ理学療法士になりたいと思います。



投稿者:団野 翼



2014年11月1日土曜日

第6回 スポーツメディスンフォーラムのご案内

今回は、講習会のご案内をさせていただきます。





第6回 スポーツメディスンフォーラム 
テーマ:コリジョンスポーツと野球 〜医療側の視点と現場の視点〜
 日時:2015年3月1日(日)
 場所:東京 イイノホール&カンファレンスセンター
 会費:医師5000円 一般3000円 学生1000円




肩関節を題材に、野球やラグビーなどのスポーツにおける障害の予防と治療法について、スポーツ現場の視点と医療現場の視点からシンポジウムや講習会が行われます。

フォーラムの担当世話人は、肩関節の医療で御高名な菅谷啓之先生が務めておられます。


臨床で も、肩関節の痛みや機能障害に主訴をもつスポーツ選手を診ることは多いと思います。この会では、受傷直後のアプローチから、スポーツ復帰に至るまで、トレーナーやセラピスト、医師などの様々な角度からの有意義なお話を聞けると思います。


会場は少し遠方にはなりますが、日頃の疑問や不安を解消し、知識を深めるにはもってこいの場であると思いますので、ご興味のあられる先生方は是非参加されてみてはいかがでしょうか。



投稿者:為沢 一弘



 

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