2017年8月開催−第118回定例会− 「膝OAにおける歩行時痛の解釈」

講師:為澤一弘 先生(京都下鴨病院)
日時:平成29年8月19日 土曜日 18時受付 18時30分開始
会場:京都下鴨病院2階 リハビリ室
定員:24名限定(要事前申込、先着順)
参加費:本学会会員無料、会員外500円
参加申込受付期間:8月1日から開催2週間前まで



2014年9月22日月曜日

小胸筋による肩関節挙上制限について

今回は肩関節の文献を紹介させていただきます。



JD.Borstad et al :The effect of long versus short pectoralis minor resting length on scapular kinematics in health on individuals. J Orthop Sports kinematics Phys Ther.35(4):227-238,2005 

文献の内容は小胸筋が長い群と短い群とで肩甲骨の運動にどのような影響があったかを検討しているものになります。
簡単に結果をまとめさせていただくと、小胸筋が短い群では長い群に比べて30°60°90°120°での肩関節挙上時(前方挙上、側方挙上、肩甲骨面挙上の全て)の肩甲骨後傾が制限されていると述べられています。
また、小胸筋が短い群の特徴としては肩峰下インピンジメントが生じている症例の肩甲骨の運動と類似していたとのことでした。
そのため、小胸筋が肩甲骨の運動に影響し、肩峰下インピンジメントのリスクファクターの一つになるとの報告です。
この文献から分かることはインピンジメントが生じている症例はG-Hjtの拘縮だけでなく肩甲帯の問題も関与している可能性が示唆されます。
そのため、当たり前のことなのかも知れませんが、肩関節挙上の可動域を拡大していくためにはG-Hjtの問題なのかS-Tjtの問題なのかそれとも両方ともに問題が生じているのかをしっかり確認していくことが重要になるのではないかと思います。

投稿者:団野翼



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