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整形外科リハビリテーション学会は、オンライン開催または感染対策を徹底した上でのハイブリッド開催により、定例会、学術集会、特別講演会、シンポジウムを開催して参ります。なお、技術研修会につきましては、再開の目処が立っておりません。理事会の決定があり次第、ウェブサイトならびに当ブログにてご報告させて頂きます。

2014年9月22日月曜日

小胸筋による肩関節挙上制限について

今回は肩関節の文献を紹介させていただきます。



JD.Borstad et al :The effect of long versus short pectoralis minor resting length on scapular kinematics in health on individuals. J Orthop Sports kinematics Phys Ther.35(4):227-238,2005 

文献の内容は小胸筋が長い群と短い群とで肩甲骨の運動にどのような影響があったかを検討しているものになります。
簡単に結果をまとめさせていただくと、小胸筋が短い群では長い群に比べて30°60°90°120°での肩関節挙上時(前方挙上、側方挙上、肩甲骨面挙上の全て)の肩甲骨後傾が制限されていると述べられています。
また、小胸筋が短い群の特徴としては肩峰下インピンジメントが生じている症例の肩甲骨の運動と類似していたとのことでした。
そのため、小胸筋が肩甲骨の運動に影響し、肩峰下インピンジメントのリスクファクターの一つになるとの報告です。
この文献から分かることはインピンジメントが生じている症例はG-Hjtの拘縮だけでなく肩甲帯の問題も関与している可能性が示唆されます。
そのため、当たり前のことなのかも知れませんが、肩関節挙上の可動域を拡大していくためにはG-Hjtの問題なのかS-Tjtの問題なのかそれとも両方ともに問題が生じているのかをしっかり確認していくことが重要になるのではないかと思います。

投稿者:団野翼




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