COVID-19(新型コロナウイルス)感染拡大予防に対する対応について

整形外科リハビリテーション学会は、オンライン開催または感染対策を徹底した上でのハイブリッド開催により、定例会、学術集会、特別講演会、シンポジウムを開催して参ります。なお、技術研修会につきましては、再開の目処が立っておりません。理事会の決定があり次第、ウェブサイトならびに当ブログにてご報告させて頂きます。

2014年8月31日日曜日

第94回 京滋支部京都会場定例会

本日は、第94回京滋支部京都会場定例会でした。



内容:
#1 「症例検討 肩関節周囲炎により著名な拘縮を呈した症例」竹下真弘先生(京都下鴨病院)
#2 「レクチャー 膝関節の伸展制限を考える」永井教生先生(京都下鴨病院)

参加者数20人と、予想よりは少人数となりましたが、京都会場開始からは徐々に参加者数も増えて来ています!

そんな中、今回も症例検討では盛んなディスカッションを行い、様々な意見がでました。
竹下先生による、「肩関節周囲炎により著名な拘縮を呈した症例」では、
画像所見・臨床症状・理学所見を合わせて評価し、治療ターゲットとなる組織は何なのか。そのターゲットに至るのに必要な評価・所見は何か、ということを考えていきました。


今回の症例は、肩甲上腕関節の拘縮が著明にあり、運動時痛により日常生活にも支障をきたしている症例でした。画像所見からRotator intervalに滑膜増生が確認できていました。このことから、RIにはトラブルが起きていたことが考えられ、その周辺組織にも影響が出ていてもおかしくないことが予測されました。このことから、まずRI部に存在するCHLの評価から行っていき、可動域や詳細な圧痛所見とを統合し解釈していくことで、まずは伸展・内転可動域の改善から治療を実施していくべきではないかという意見にまとまりました。また、職業や日常動作などの評価も実施し、生活指導も必要なのではないかということでした。


#2は、永井先生によるレクチャー「膝関節伸展制限を考える」


膝関節完全伸展するために必要な要素を、解剖の写真やイラストを豊富に含んだスライドで、とても分かりやすく講義して頂きました!!

また、後方の組織で伸展制限になりうる半膜様筋の触診と伸張方法の実技レクチャーもあり、盛りだくさんの講義でした☆


正確な評価と、確かな触診技術が大切だということ。
治療していく中で、変化がない場合や停滞する時期は、どの先生も御経験があると思います。そんな時は、評価が間違っていないのか、他に方法はないのか、回数は足りているのか・・・などなど、考えていくことが大切であると今回の勉強会を通して更に感じました。


また、一志による「大腿四頭筋の触診」は時間の都合により次回になりました。
次回の
京滋支部京都会場は10月25日土曜日18:30〜 
です!!
内容:
#1  症例検討 「募集中!」
#2 「レクチャー FAIに対する運動療法の考え方」小野志操先生(京都下鴨病院)
#3 「レクチャー 大腿直筋の触診」一志有香(京都下鴨病院)

ぜひぜひ、ご参加下さい(^^)

投稿者:一志有香

2014年8月29日金曜日

ブログを開設しました!

整形外科リハビリテーション学会京滋支部京都会場のスタッフブログを開設しました。整形ハビリテーション学会における活動報告や日々の臨床など理学療法に関わる情報を報告していきたいと思います。

私は今年初めに右股関節の痛みを感じ、股関節唇損傷(FAI)と診断され4月末に股関節の手術を受けました。
約4ヶ月のリハビリを行い8月末より職場復帰しています。
リハビリを実際経験した中で多くのことを学んだので少しずつアップしていきたいと思います!!
今日は術前にとった超音波の画像を載せます。白くぼやけて写っているのは炎症している部分です。
もし、普段鼠径部の痛みを訴えられておられる患者さんがおられましたら、所見の一つとして超音波で確認されてみてもいいかもしれません!
これからも股関節の事など、投稿していこうと思います!!
よろしくお願いします。

投稿者:鈴木千愛

 

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