第3回ベーシックセミナー参加申込

テーマ:「肩関節拘縮における機能解剖学的評価と触診」
日時:平成29年7月23日 日曜日 9時30分受付、10時開始、17時終了
会場:京都社会福祉会館4階ホール
定員:100名限定(要事前申込、先着順)
参加費:3,000円(会員・会員外とも)
※LINE@スタンプ10Pある方は無料
※専門理学療法士制度ポイント認定研修会申請中
参加申込受付期間:5月8日午前0時〜定員になり次第締切



2017年5月開催−第116回定例会− 「腱板断裂に対する保存療法の可能性」

講師:中井亮佑 先生(京都下鴨病院)
日時:平成29年5月27日 土曜日 18時受付 18時30分開始
会場:京都下鴨病院2階 リハビリ室
定員:24名限定(要事前申込、先着順)
参加費:本学会会員無料、会員外500円
参加申込受付期間:5月1日から開催2週間前まで5月3日に定員に達したため締め切りました



2017年5月22日月曜日

【文献紹介】自家半腱様筋腱・薄筋腱採取が前十字靭帯再建術後の膝屈曲筋力に及ぼす影響について


本日は前十字靭帯(以下、ACL)再建術後の膝屈曲筋力に及ぼす影響について書かれた文献を紹介させていただきます。
平田光司ら:自家半腱様筋腱・薄筋腱採取が前十字靭帯再建術後の膝屈曲筋力に及ぼす影響について 臨床スポーツ医学:Vol.14 No219972

ACL再建術には、BTB法やST/G法があり、BTB法に比べST/G法では膝関節前面の疼痛が生じにくく、大腿四頭筋の筋力回復が良好であることから、ST/G法が主流となっています。また、半腱様筋の形態は紡錘状筋であり、深屈曲域で筋力を発揮することからも、筋力低下を最小限に抑え早期復帰を目指すスポーツ選手に対しては半腱様筋腱を再建靭帯として使用するのが妥当だと考えられています。

今回紹介する文献では、再建材料の異なった(Ⅰ群:人工靭帯、人工靭帯+腸脛靭帯、Ⅱ群:STSTG2群を対象に術後1215週経過時の1)最大膝屈曲トルク、2)最大膝屈曲トルクの発揮角度、3)膝屈曲60°での発揮トルクを採取し、採取したデータから、4)ピークトルクが発揮されてから膝屈曲60°に至るまでのトルクの減衰率を算出し比較検討されています。

結果は一部を紹介させていただきます。
膝屈曲60°での発揮トルクの比較では、Ⅰ群は健側に対し患側-4Nm、Ⅱ群では健側に対し患側-31Nmでした。また、Ⅱ群の膝屈曲60°移行も急激に発揮トルクが減少していました。これらの結果からも、ST/G法では膝屈曲位での筋力は発揮しにくくなることが分かりました。

今回調べてみて、ST/G法にてACL再建術をされた患者さんでは、膝関節深屈曲トルクの低下が生じることを念頭に置き、術後のリハビリを行う必要性を改めて感じました。今後は、採取腱の修復過程についても知識を深めていきたいと思います。

投稿者:鷲見 有香

2017年5月20日土曜日

【文献紹介】膝前十字靱帯再建術後早期からの大腿四頭筋に対する電気刺激の有効性

 今回は、ACLR術後早期からの大腿四頭筋に対する電気刺激の有効性についての文献を紹介させていただきます。



和田 健征ら:膝前十字靱帯再建術後早期からの大腿四頭筋に対する電気刺激の有効性

昭和伊南総合病院 リハビリテーション科ACLR術後

ACLR術後に大腿四頭筋の等尺性収縮力が低下している症例に対して、EMSが有効とされており、術後早期からも使用されるようになってきた中で、今回は大腿四頭筋に対する術後早期からのEMSの有用性を検討する目的で調査されています。
 対象はACLRを施行された患者のうち、12例12膝(平均年齢30.2歳、男性6例・女性6例)とされ、術後4日から14日まで大腿四頭筋に対しEMSを施行し、術後4日、術後1週および術後2週の時期での大腿四頭筋の表面筋電図所見について比較検討されました。

 結果としてはRF,VMおよびVLにおいて有意な経時的変化を認めず、RFとVMは術後2週でのみEMS施行後が施行前より有意に大きかったが、VLはどの時期においても有意差は認めなかったと報告されいています。

 結果から、術後2週間を経過した時点でのEMSはRF、VMには効果的であると考察できますが、VLにおいては効果を認めていません。また、術後早期での施行も効果がないことがわかります。これは手術侵襲に伴う炎症が関与していることが推察でき、セラピストが介入していくうえで、まずはEMSの適応を理解しなければならないことが分かります。また、術後早期~2週間でEMSが使用できないことを踏まえた上で、他の方法での大腿四頭筋の等尺性収縮を促す方法を見出していかないといけないので、もっと患者さんの特異性に合わせたアプローチを身につけるため、日々精進していきたいと思います。

投稿者:小林駿也


2017年5月16日火曜日

【文献紹介】人工膝関節全置換術の膝関節屈曲可動域に関する考察ー内外側の大腿骨後顆の厚さの影響と術後理学療法についてー

人工膝関節全置換術(以下TKA)を施工された患者様に対して理学療法を行う際、可動域制限に対して様々なことが考察を考えられていると思われます。中でも、大腿骨後顆の厚さ(以下PCO)はCR型TKA術後の膝関節屈曲可動域と相関を示すと報告されていますが、詳細は依然として意見が分かれています。

今回の文献では、内外側 PCO と屈曲 ROM の変化の関係を検討し,インプラントの特性を考慮した術後理学療法を検討されています。 




諸澄孝宣 他:人工膝関節全置換術の膝関節屈曲可動域に関する考察ー内外側の大腿骨後顆の厚さの影響と術後理学療法についてー:第46回日本理学療法士学術大会(宮崎)


対象は、TKA を施行し、術後12カ月以上の経過観察が可能であった症例 98 名 106 膝関節(手術時平均年齢 72 歳(53-83 歳)、男性18名、女性80名)とし、手術は全例 Depuy社のMobile-Bearing型LCS人工膝関節システムを使用していました。術前後の屈曲ROM を計測し、3 次元下肢アライメント解析システムを用いて、内外側 PCO をそれぞれ計測した。結果より,各 PCO の変化量と術後屈曲可動域についてはスピアマンの順位相関係数を用いていました。

結果は、膝関節屈曲ROMは術前118±17.0°、術中115±8°、術後112±15° で、術前後差は-6±16° でした。内側 PCOは術前26.4±2.7mm、術後26.2±3.9mmで、術前後差は-0.2±3.6mm(増大 54 例,減少 52 例)であった。外側PCOは術前25.1±2.4mm、術後28.5±3.8mmで、前後差は3.4±3.8mm(増大89例、減少17例)でありました。内側・外側PCOの変化量と術後屈曲角度に相関は認められなかった。

今回の結果から、術後膝関節屈曲可動域制限の原因として、内外側PCOの厚さが関与する可能性は考えられるが、その他の軟部組織由来の制限が大きく影響しているのではないかと推察できるのではないでしょうか。

軟部組織由来の制限であるならば、理学療法によって制限が改善することが一番に考えられると思います。術後理学療法を行う際には、制限因子が一体何なのかをしっかりと評価することが大事になるのではないかと、再確認することが出来ました。


投稿者:高橋 蔵ノ助

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